症例紹介

循環器・呼吸器科症例

僧帽弁修復手術

粘液腫様変性性僧帽弁疾患は犬に最も多い心臓病で、特に小型犬でよく認められます。この病気では加齢に伴って弁の閉まりが悪くなり、僧帽弁という弁に逆流が生じます。その結果心臓が拡大し咳が出たり、肺に水がたまる肺水腫を起こすことがあります。
治療には内科治療と外科治療があります。本症例は弁についている腱索が断裂して急激に状態が悪化しました。3週間の間に肺水腫を3回、失神を2回起こしたため、外科手術が適応であると判断し、手術に臨みました。手術は開心術ですので、人工心肺装置を用いて行いました。切れていた腱索を再建し、弁輪部を縮める処置を行った結果、術後には下の写真のように逆流量は大幅に減り、肺水腫や失神を起こすこともなくなりました。6種類飲んでいた薬もすべて休薬でき、現在も元気に過ごしています。

心臓のイラスト

あむちゃん

手術前

手術前

手術後

手術後

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