症例紹介

循環器・呼吸器科症例

深部静脈血栓症とは、四肢や骨盤の深部静脈で血栓を生じた病態であり、この血栓が時に血流にのって流れ、肺の血管に詰まると肺血栓塞栓症という致死的な病態に発展します。人では災害時の車中泊や長時間の飛行機での移動によりよく発生する病態であることからエコノミークラス症候群としてよく知られています。しかし、動物での報告は今のところありません。
本症例は寝たきりの状態が数週間続いていたところ、当院に来院した際には下半身がパンパンに腫れあがっていました。下腿部の超音波検査にて静脈に血栓が詰まっていることが確認されました。右下はCT検査の画像で、赤色が血管、紫色が血栓を表しています。この画像より血栓がびっしり詰まっていることがわかります。本症例は血栓溶解剤を使用したところ、下半身の浮腫は改善し、最終的には歩行可能になりました。現在も抗血栓薬で再発防止は行っていますが、元気に散歩にも行っています。

イラスト

手術前

手術前

手術後

手術後

手術後

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